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June 19, 2005
WWDC 2005 Keynote
6月6日に行われたWWDCでのジョブスの基調講演を、アップルのサイトのストリーミング配信でつい最後まで見てしまった。
当初、Macのプロセッサにインテルのチップが採用されるのが最大の関心事だったが、途中からそんなのは取るに足らない小さな問題に思えて来た。そのくらいジョブスのスピーチは、オーディエンスの心を掴むのが巧い。実にキャッチーな内容だった。
世間では、AppleのIntelプロセッサ採用が様々な憶測を呼び、ジョブスの決断を色眼鏡で見てる人も多いようだけど、俺がダイジェストにまとめてみた。
http://www.apple.com/quicktime/qtv/wwdc05/

さあ、今日の最も重要なトピック「トランジション」について話す時間だ。Macはその歴史において、これまで2度の大きなトランジション(転換期)があったよね?

まず最初のは、Macのプロセッサがそれまでの68KからPowerPCに移行したこと。僕はその時、Appleにはいなかったけれど、チームのみんなは本当にすばらしい仕事をしたと思っているよ。PowerPCは今日までの10年という月日の間、Macをとても力強く支えてくれた。

2度目に訪れた変化の大きさは、最初のそれを上回るものとなったのではないかな?我々が数年前に行った、OS 9からOS Xへの移行だ。OS Xは、この地球上で最も先進のオペレーティング・システムであると確信しているし、これから始まる20年間を独走し続けると考えているよ。

そして今日からAppleは、3度目の大きな変化に取り組まなければならない。つまり、皆さんがすでに耳にしている「あの噂」は、本当だってこと。(会場から笑い声)

6月6日の今日という日は、3度目のトランジションが始まるとても記念すべき日だ。Macのプロセッサは、2006年の6月から2007年にかけて、完全にIntelのアーキテクチャに置き換えられる。

では、いったいどうしてインテルのチップなのか?って、その質問に答えなければならないね。Macを買ったユーザーには、心から満足してもらいたいと思っている。僕はG5がリリースされたとき、1年で3GHzの壁を越えると約束したが、しかし、それを果たすことはできなかった。

それからもうひとつ。G5プロセッサを搭載したPowerBookなんてのは、まったく現実からかけ離れた夢のような話であると言わざるを得ない。

では、2006年のロードマップを例に、1ワットあたりのプロセッサのパフォーマンスを見てみよう。Intelのチップは70ものスコアを実現を目指しているのに、Power PCのそれはわずか15にしか過ぎないんだ。

そこで、まずは来年の今日、6月6日までIntelプロセッサを搭載したMacを市場に投入し、

翌年の2007年の6月7日には、すべてのMacがIntelのプロセッサで動作するよう考えているんだ。

したがってこれは、2年がかりの計画となり、

3つのトランジションを図式化すると、ちょうどこんな風になるわけだね。

さて、MacをIntelのアーキテクチャに移行させるには、2つの大きなチャレンジが待ちかまえている。

まず手始めに、OS XをIntelのプロセッサで動かさなければならない。しかしながら、Mac OS Xは・・・、この過ぎ去った5年の間、秘められた第二の人生をひっそりと営んできた。(会場から笑い声、そして拍手)

そう。まさに、シークレット・ダブル・ライフ。

クパチーノにあるAppleのキャンパスのこの辺りには、秘密のチームが隠れていてね、

「万が一の事態」に備えて、準備をしてきたんだ。あくまでも「万が一」ね。

そのためには、まず第一にプロセッサに依存しないOSのデザイン。それから、PowerPCとIntelの2つのプラットフォームを見据えたプロジェクトの開発が必要だ。

これまでにリリースされたOS Xのすべてのバージョンは、PowerPCとIntelプロセッサの両方に向けてコンパイルされてきたんだ。

拍手喝采!

ではそろそろ会場の皆さんに、Intelプロセッサに最適化されたMac OS Xをご覧いただくとしようかな。

実際、今まで僕がここで使っていたシステムだけれど・・・、(会場から大爆笑)

ちょっと見てみようか?

TigerがPentium 4で動いているね。

クスクス笑い

この後、PowerMac G5の筐体にPentium 4 3.6GHzを搭載したDeveloper Transition Kitが、開発者向けに999ドルで発表されるなど、ジョブスは会場を大きく盛り上げた。

