« King Edward | Main | [都市伝説]過去50年間の大統領の中で最も低いブッシュの知能指数 »

December 30, 2004

1997年の個人サイト

今から10年前のインターネット接続環境を思い出してみよう。当時の新し物好きの多くは、恐るべき低速なアナログモデムと電話回線を使って、ピーピーガーガーとやかましいダイアルアップ接続を行っていた。1分につき何十円だかの通話料金と、そしてプロバイダの課金にヒヤヒヤしながら。

やがて、原始的なアナログモデムは時代の廃れ物となり、回線速度も飛躍的に向上した「ブロードバンド」と呼ばれる夢のような現在が訪れたわけだが。しかしながら、ワールド・ワイド・ウェブ黎明期の1997年当時にStupidZone.com(このドメイン自体がすでに消滅して無くなっているわけだが)が提唱した個人の作るウェブサイトの指針は、今でもそれほど古びる事なく、一部の敬虔な継承者達によって静かに受け継がれ続けている。

それでは、ひとつずつ順を追って見て行こう。

1) タイトル

StupidZone.comは、個人サイトのタイトルに「(自分の名前)のホームページ」、あるいは、むしろ聞かされるこちらが気恥ずかしさを覚える「(サエないが憎めないハンドルネーム)のホームページ」を推奨している。

注:さすがに今時、そんなケースは激減したが、要は「自分の名前」が「ペットや子供の名前」に置き換わる転換期があっただけであり、それがいつの事だか誰の記憶にも残っていないだけだ。

2) コンテンツ

サイト管理者の個人的な関心ごと、没頭している趣味、子供やペットの話題、そして、およそ関連すると思われるサイトへのリンクの列挙は絶対に欠かせない。

また、StupidZone.comは、間違って引用してしまった大好きなバンドの歌詞や、ごく少数の身内にしか理解できないジョークを付け加えれば「なおさら良い」としている。

加えて、どこかのサイトから無断で拝借して来たアニメーションGIFや、大音量で流れるMIDI、さらに、どうにも得体の知れない無意味なJAVAスクリプトをヘッダ情報内に埋め込むなど、つまり、あなた自身が最も楽しめるページ作りが肝心だ。

3) 制作環境

あなたの会心の力作であるウェブサイトは、一体どのような環境から生み出されたのであろうか?きっと、ビジターも知りたくなるに違いない。そこで、まずはパソコン本体のブランドと機種名、CPUのクロック、メモリとHDDの容量や増設した拡張ボード、また、型番を聞いたところでさっぱり見当のつかないADSLモデムなど、それこそ書くべき事は山ほどあるはずだ。“Made on a Mac”なんてバナーを貼りつけるのも悪くない。

4) リンクバック・バナー

最後に、あなたのページにリンクバックをしてもらうため、小さな(別に大きくても構わないのだが)GIFバナーを用意しておこう。相手のページの都合も考えて、明るい背景用と暗い背景用の2種類があれば、もう言う事はない。

ただし、せっかくのバナーを相手があっさり無視しても、決して腹を立てたりしないこと。

author.gif tsutomu link.gif PermaLink



search.gif

Powered by